不登校のわが子が求めていることを知りたい

ワークショップは、病気・症状だけではなく
子供、夫婦、親の問題、仕事のことなどで、さまざまな悩みを抱えている人が、
解決するためのきっかけを求めて参加されます。

2016年6月12日
大阪で開催された、読脳アカデミー・CWインターナショナルスクールのワークショップに
子供の不登校に悩むご両親と、そのお子さんが参加されました。

Rちゃんは小学校に入った直後から「学校に行きたくない」と言い出しました。
それから少しずつ行けるようになったけど
5、6年生になってから、また行けなくなったそうです。

読脳アカデミー・CWインターナショナルスクール 学長 伊東聖鎬が
ご両親に話をしました。

 

学校に行かせたい理由は何?

伊東

学校に行きたくない、というのは自然な反応ですよ。

学校にいると自分が自分で無くなってしまう、と敏感に感じる子は
「そんな学校なんて行きたくない」と思うものです。

どうしてこんな枠に閉じ込められるのか
納得できないのです。

親御さんに聞くけど、
学校に行く理由って何ですか?
行かない理由は分かるけど、行く理由って何?

 

疑問を感じる女性
「・・・・」
伊東

学校に行くってことは
教育システムに自分を支配される、ってことだから
自分を無くさないとそこにはいられないし、

中学、高校、大学を出た、自分を無くしてしまった人が
この社会にはたくさんいるけど、
そんな大人にさせる意味はあるの?

学校に行かせたい理由って、どんな理由?
学校に行く、行かないにしても、
ものの見方、捉え方は一つではなくいろんな考えがあっていいでしょ。
いろんな考え方ができる方がいいじゃない。
それはその人の個性なのだから。

国は家畜を求める 子供を家畜にさせたい?

伊東聖鎬伊東

しかし、そういう考えは国にとって都合が悪い。
画一的に皆が同じような考え方を持つようにした方が
支配する側、国にとっては好都合なのです。

だから国は学校という場で、
皆が同じ考えであることをよしとする教育をするんです。
知らない人も多いけれど、実は国は家畜を求めている。
つまり国は家畜を育てているんですよ。

だから、学校に行きたくないっていうのは
私は家畜になりたくない」、って脳が訴えているわけ。

それをお母さんに訴えても
「いや、学校に行きなさい!」って言う・・。

それは子供の問題ではなくて、お母さんがすでに自分を見失っているからに他ならない。
私はお母さんの問題だと思うけど?

学校に行くことが絶対だ、と思ってしまっている親の方が
問題なんじゃない?

疑問を感じる女性
「・・・・」(涙)
伊東聖鎬伊東
お母さんまで泣かせたら私は悪者ですよね(笑)

話ができなくなってしまったお母さんに代わって
お父さんが答えてくださいました。

子供の求めていることを知りたいけど・・

受講生
「学校に行かないなら行かないでいいけど、
学校に行きたくない理由なんです、知りたいのは。
彼女が何を求めているのか、それが分かれば
親としても納得ができるのですが・・・」

 

伊東聖鎬伊東

そういう考えではなくて

子供は100%で生まれてきたわけですから、
自分が生きていく意味、理由を自分の中に持っているんですよ。

これを親が信じれるかどうかです。

生まれたときは100% 信じれるかどうか

伊東聖鎬伊東

「子供は何も知らない、学校に行かないと何もできない人間になってしまう」
そういう風に考える人間を育てるのが教育なんです。

そうではなく

子供は100%なのだと、何があってもとことん信じることです。

そうであるからこそ、子供は自分で
「親が自分を認めてくれる。私は100%なんだ。」と信じられる。

すると、
最初は自分でも何が正しいのか分からないから振り回されるけど、
親が自分を信じてくれている、というものを持っていれば

自分らしく生きていくためには、
生まれたときから持っている、自分の脳の情報を表現しなければいけないんだ、と
自問自答し始めるのです。

それが自分が育つチャンスです。

 

伊東聖鎬伊東

それが学校という場では
何も考えないで先生の言われたとおりに勉強することがいいのだから、
それは自分放棄ということになるでしょ。

自分放棄をさせるか
自分を信じることをさせるか
どっちを選ぶかですよ。

こういうことは40年も前から分かっていることですが、
国は国民に気づかせないようにしているだけです。

大学まででた人間が、その後どうなっているか。
どういう人生を生きているか。
私はこれまでたくさん見てきて知っているんです。

それを見ると
はたして学校に行く意味はあるのかと。

読み書きできるかが心配ならば、
学校でなくても教えてくれるところはたくさんあります。
その子にあったところがあれば
そいういうところで勉強した方がはるかにいい。

私がそういう不登校の子たちに教える場があるとしたら
ぜんぜん違うことを教えるでしょうね。それは自分研究です。

何か問題が起こったとき、自分はどう考えるか
ほかの人ならどう考えるか。

とにかく、自分たちで考える、ということを教えるでしょう。

そういうことをやっているところって他にもあると思いますよ。
学校に行く意味はまったくないですよね。
いかに子供を信頼するかどうか、です。

お母さん、どう思う?

疑問を感じる女性
「そうですね・・」
伊東聖鎬伊東

自分たち親が一番正しいと思っていること、それが子供を傷つけるのです。
子供をだめにする一番の原因は親。
まず母親、それから父親、兄弟、隣近所、テレビ・・

それが、子供が本来持っているものをどんどん無くさせる。

「他の人もやっているから」
そうではなく、あくまで自分が基準でないと

でも自分に基準が持てないと
他の人がやっているから自分もやらなければならない、と思ってしまう

これは育児放棄といいます。

自分の子はどういう特徴があるのか、他の子とどこが違うのか。
自分の子をもっと研究することです。
もっと研究すると、どうしたらいいかが見えてきますよ。

親も子も自分研究を

伊東聖鎬伊東
自分を取り戻してほしい。親も子も。
どう思う?

 

疑問を感じる女性
「毎朝、子供が学校に行かないことでこっちがイライラしてる状態が続いてたんで・・・」
伊東聖鎬伊東

そう。
イライラしているのは親だけであって、子供は何ら問題はないんですよね。

じゃあお母さんも、イライラしなくてすむよう
自分のやりたいこととかしたい勉強とかを見つければいいじゃない?

親が前向きにやりたいことを見つければ、そんなことに悩んでいる暇はないから。

やりたいことが見つかれば
それを子供と一緒にしてもいいじゃない?

親も子も自分研究ですよ。