ハーブティー;カモミールの効能を最大限に生かすには

リンゴのようなやさしい甘い香りがあり、ほっこり気分を落ち着かせてくれるハーブティー、カモミール。
ハーブティーの中でももっとも人気のあるものの一つですね。

もちろん「読脳セラピーカフェ」のハーブティーのラインナップにも、カモミールは入っています。

カモミールの語源はギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味し、4000年以上前のメソポタミアではすでに薬草として用いられていたと言われ、ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされています。

別名「植物のお医者さん」、「マザーリーフ(母の薬草)」とも呼ばれ、弱った植物のそばにカモミールを植えると、その植物が元気になるといわれています。

ヨーロッパの原産ですが、現在では世界中のあらゆる場所で栽培されており、温暖な地域では雑草にも負けない逞しさをもっており、繁殖力も旺盛です。まさに母の優しさと強さを備え持つ「母の薬草」なのです。

カモミールにはいくつかの種類がありますが、そのなかでもハーブとして取り入れられているのは、ジャーマンカモミール(一年草)ローマンカモミール(多年草)の2種です。

どちらも性質は似ていますが、香りはそれぞれ少し違います。
ハーブティーにするには、ローマンカモミールは少々苦味があるため、一般的にはジャーマンカモミールのほうが主流です。ですが、読脳セラピーカフェでは、ジャーマンカモミールもローマンカモミールも揃えています。ローマンカモミールが必要とされる時もありますからね。

■カモミール 種類と見分け方は?

ちょっと見ただけで区別するのは難しいですが、いくつか見分けるポイントがあります。

・ジャーマンカモミールは小型で、花の中央の黄色い部分がやや盛り上がっています

・ジャーマンカモミールは花だけが香り、ローマンカモミールは葉や茎など全体的に香りがあります

・ジャーマンカモミールは一年草で小型、ローマンカモミールは多年草で大型です

◎カモミールジャーマンの効果、効能と用途

ジャーマンカモミールはさっぱりとした味が人気です。

効能として言われているのは、健胃作用や消化促進作用にすぐれており、胃腸の調子を整える効果があるということ。吐き気がする時、食べすぎた時、ストレス性の下痢を起した時などに用いられるそうです。

また、ストレスや不安、不眠など精神的に安定しない時に飲むと、気分をリラックスさせる効果が期待できるそう。寝つきが悪いときにも飲むといいと言われています。ドイツやフランスなどでは、赤ちゃんの夜泣きに薄目に作ったハーブティーを飲ませるのだそうですよ。

ホルモンバランスを整える作用もあり、生理痛や生理不順、更年期障害、冷え性、またイライラや不安など、ホルモンが影響する症状にも有効とされています。

ジャーマンカモミールには「カマズレン(アズレン)」といわれる炎症を鎮める成分が含まれていて、皮膚のかゆみを緩和したり、皮膚の再生を促したりする作用があると言われ、傷や湿しん、やけどの回復などにも効果が期待できると言われています。

ハーブティーを作り、綿のコットンに染み込ませ、湿布として患部に当てるといいそうです。まぶたに当てれば、目の疲労回復にもなりそうですね。

◎カモミールローマンの効果、効能と用途

一方、甘いリンゴのような香りが強いローマンカモミールは、ハーブティーにすると苦みがあるため、一般的にはエッセンシャルオイルや入浴剤などとして使われることが多いようです。
リラックス効果があり、消化器系のトラブルにも効果があるといわれています。

◎すばらしい効能、しかし誰もに効くかというと…?

さて、ここまでカモミールが持つと言われている一般的な効果、効能についてご紹介しました。これらの知識は太古の昔から治療などに使われてきた野草木の経験則が蓄積された結果です。参考にしたいものです。

しかしながら、誰もに同じように効果が出るのかというと、決してそうではありませんね。ハーブティーが何百年にわたって民間療法として親しまれてきたにもかかわらず、その効果をあまり多くの人が実感していないのは、効果のあらわれ方がやはり安定していないからだと思います。

効果がいつも安定して得られないのは当然です。
なぜなら、同じような症状であっても、原因を探ると、ひとり一人、違う原因で起こっていることが往々にしてあるからです。

気分がイライラ、落ち着かない状態になっている原因は、あなたがそうである場合と、お隣のAさんがそうである場合とではまったく違います。

本当に良くしたいのなら、きちんと原因を探り当て、原因を解消するハーブティーを選ぶ技術が必要なのです。

◎ハーブティーをセラピーに最大限に生かすには?

ハーブは自然からの贈り物。その組成も私達人間と共通するところがたくさんあります。自分に合った適切なハーブを取り入れることで、不足しているものが補われ、健康に役立つのは間違いありません。

そのハーブティーを最大限に生かすには、自分に合ったハーブティーを的確に選べることが大切なのです。

では、自分に合った適切なハーブティーを選ぶにはどうしたらいいのでしょう?
そのために読脳が役立ちます。読脳で、脳の情報を読み出しながら、ハーブティーを選ぶのです。

それは、これまでのハーブティーの効果、効能の知識を参考にブレンドを行い、飲むというのとはまったく違います。効果の出方もまったく違います。

たとえば、パーキンソン病で歩きづらかった人がハーブティーを飲んだ瞬間からスムーズに歩行できるようになったり、脳梗塞を起し、後遺症で言語障害を抱えてしまった人がハーブティーを飲んだ瞬間から喋りやすくなったりと、まさに奇跡のような出来事が目の前で起こります。

読脳ハーブティーセラピーを体験した人は、その時の感動が忘れられないと言います。

もちろん、そんなハーブティーを選べるようになるためには読脳法ができなければ話しが進みません。
しかし、読脳する力は誰もが持っている能力。トレーニングすれば、誰もが読脳で自分に合ったハーブティーを選べるようになります。

ひとり一人の目的を叶える、まさに人生を変えるハーブティーセラピーです。
2017年4月より、一般の人を対象にした「読脳ハーブティーセラピー教室」も開講予定です。家庭でハーブティーセラピーができたら、役に立ちますね。

読脳ハーブティーセラピーは、読脳セラピーカフェで体験することもできますので、興味がある方はぜひご体験あれ。

 

(この記事は2016年12月11日に作成したものです。)