胃ろうのデメリットは?胃ろうをつけずに、口から食べられるようにする方法があった!:タイトル+【CW療法-読脳法セミナーの体験談・口コミ】

「胃ろう」とは、お腹に小さな穴を開け、そこにチューブを取り付け、チューブから直接胃に栄養を入れる方法です。
身体機能の低下などにより口から食事をすることが困難になった場合、確実に栄養を摂取できるというメリットはあります。

しかし、食べることは人間が生きていく上で大切な行為です。
おいしい食事は心の満足度を高め、生きる意欲につながります。

胃ろうをつけるかどうかの選択は、本人の価値観や生き方で決めるべきものです。
しかし、胃ろうを勧められた時、本人に判断能力がなければ、家族が決断をしなければなりません。

胃ろうをつけた後、後悔したという家族の声も少なくありません。
そんな後悔を少しでも減らすために、デメリットを始め、できる限りの情報を知った上で判断することが必要だと思います。

まず、胃ろうのデメリットはどんなことでしょうか。

胃ろうのデメリット

1番のデメリットは「本人の尊厳を損なう恐れがある」ということです。
本人の自己決定がないまま、食べるという生きるための基本的な営みを無くしてしまっていいのか。

「生きていて欲しいと」いう思いと、「本人の尊厳を保ちたい」という思いを抱えた家族にとって苦渋の選択です。

2012年度の「胃ろう造設及び造設後の転帰等に関する調査研究事業報告書」(医療経済研究機構)によると、胃ろう手術をした人の家族の意見として、62.6%が「胃ろうによって生きていてくれることがうれしい」と回答していますが、そのうち58.7%の人が「胃ろうで生きていることが、本人にとって幸せなのかわからない」と答えています。
決断した後でも、胃ろうを選んで良かったのかどうかの答えが見つからないのです。

2番目のデメリットは、胃ろうをしても、誤嚥性肺炎を起こすことがあるということです。
胃ろうをすれば誤嚥性肺炎を避けることができると考えて手術を決める家族もいるようですが、そうではありません。
自分の唾を誤嚥したり、胃に入れた栄養剤が、食道に逆流して喉まで登り誤嚥して、誤嚥性肺炎を起こすこともあります。
誤嚥性肺炎になるリスクは胃ろうをしても0にはならないのです。

その他、デメリットとして以下のようなことが考えられます。
・胃ろう専用の栄養剤や半年に一度のカテーテルの交換など、費用がかかる。
・認知症の人などは、自分でカテーテルを抜いてしまうことがある。
・胃ろうの周辺の皮膚がただれたり、まれに注入した栄養剤の逆流を起こしたりすることがある。
・口腔内のケアが行き届かず不潔になりやすい。

摂食嚥下機能を高める努力

胃ろうを勧められた時、これらのデメリットをまずは理解しておくことは重要です。

しかし、そもそも胃ろうを勧められるのは、摂食嚥下機能が衰えたためです。
それなら、胃ろうを付けるかどうかを決める前に、摂食嚥下機能を高める努力を行なうという選択があってもいいのではないでしょうか。

前出の報告書で、22.9%が食べ物などを飲みこむ機能を確かめる「摂食・嚥下機能評価」を手術前に受けずに、胃ろうが付けられていたという事実が明らかになっています。
食べることができる可能性もあるのに、その検査もしないまま胃ろうを付けられた人がいるのです。
また、胃ろうを付けても、口から食べられるようになる可能性はあります。
しかし、口から食べられるようにするための「摂食・嚥下訓練」も、47.4%の人が受けていなかったのでした。

このように本当に胃ろうが必要かどうかの十分な検査も、訓練による機能回復も行なわず、安易に胃ろう手術が行なわれ、日本は世界一の胃ろう大国と言われるようになっています。
厚生労働省も、日本の胃ろう造設数が諸外国に比べ、類を見ないくらい高い(英国の10倍)ということを問題視し、2014年の保険診療報酬の見直しで、胃ろう手術の診療報酬が四割削減されました。
胃ろう手術を行なう医療側のメリットを減らしたのです。
さらに、胃ろうをつけるには嚥下機能検査をすることが条件づけられました。

これらの改正により、安易な胃ろうの手術は減ってきました。
しかし、大切なのは、胃ろうの是非ではなく、摂食嚥下機能を高め、口から食べることができるようになることです。
脳梗塞や脳出血の発症後、口からの食事が早ければ早いほど、全身の回復力があがることも明らかになっています。

しかし、摂食・嚥下訓練は、本人にとっても訓練する側にとっても、根気と努力が必要です。
厚労省が病院を対象に実施した調査では、胃ろう患者の24%は機能回復の見込みがあるが、リハビリをしないままのケースが少なくないという報告がされています。
リハビリの技術、人材の確保、家族の状況等、口から食べるという機能を回復するためには、いくつもの問題をクリアしなければならないという現実があります。
しかし、諦めることはありません。

もし、家族ができる方法で、摂食・嚥下機能を高めることができたら…。
それは胃ろうを勧められた人や家族にとって、どんなに喜ばしいことでしょうか。

そんな方法を、体験されたNさん親子の実例を通して紹介します。

胃ろうを付けた父が、1年ぶりで水が飲めた!

埼玉県に住むNさん親子が読脳ワークショップに参加されたのは2015年11月22日でした。
参加前に、息子さんから、こんな相談と参加の申込みがありました。

1年前に父が脳出血で倒れ、嚥下機能低下で胃ろうを増設しています。
小さな脳出血を今まで何度か繰り返しており、それらが重なって今回、嚥下機能が低下したと医者から言われました。
リハビリを1年くらい続けていますが、まだ食べられるようになっていません。
栄養剤・薬・水等はすべて胃からチューブでいれています。
デイサービスで週2回、嚥下の機能を測定しながら慎重にゼリーなどを数口食べているだけです。
口から物が食べられるようにしてあげたいのです。

読脳ワークショップで、Nさんの嚥下機能を回復するための取組を行ないました。
その映像がこちらです。
解説とともにご覧ください。

 

息子さんに調整方法を指導、調整後すぐ水が飲めるようになった!

この日、Nさんは1年ぶりにお茶を口から飲むことができました。
水を飲むもが一番誤飲の危険があると言われ、胃ろうを付けてからはお茶も飲んでいませんでした。
それが、わずかな時間で問題なく飲めるようになったのです。

映像だけでは分かりづらいと思いますので、解説しましょう。

【解説1】脳出血の原因-脈管機能障害を改善するために、足の骨(距骨)を調整

読脳により探求で、最初に読みだしたのは脈管機能障害でした。
脈管機能障害とは、血管やリンパ管等、脈管のシステムのトラブルのことです。
脈管機能障害について、下記の記事に詳しく説明していますので、ご覧ください。

脳梗塞、不整脈の原因はまだ残っている

2012年8月、医療者を対象に開催している「その人研究-その人療法」セミナーに、1年半前に脳梗塞になったという柔道整復師のTさんが参加されました。実は、Tさんは4年前に心筋梗塞のようなひどい不整脈になり、入院しカテーテル治療をしたそうで[…]

脈管機能障害を放置していると、脳梗塞や脳出血等を引き起こすということが長年の研究でわかってきました。
小さな脳出血を繰り返していたというNさん、実は原因はまだ残っていたのです。
お父さんは、脳の右側に脈管機能障害があり、それは軸(重力バランス軸)のズレによって起こっていました。
そこで、息子さんに重力バランス軸の調整方法を指導し、実際にやっていただきました。
重力バランス軸のずれを正すには、足の骨(距骨)を調整します。

【解説2】嚥下障害の原因ー足の骨(支持骨)を調整
さらに、嚥下障害の原因を読脳すると、足の骨(支持骨)のトラブルが見つかりました。
Nさんは、右足第5中足骨のトラブルが原因で、鼻から喉、喉頭蓋、気管支、肺にかけて、本来の機能ができなくなっていました。
そこで、右足第5中足骨の調整方法を息子さんに指導しやっていただきました。

【調整後の確認】
Nさんにペットボトルのお茶を飲んで頂くことになりました。

水を飲むのが一番誤飲の危険があると言われているので、1年くらい飲ませていません

ペットボトルのお茶を一口飲んでいただきました。

スッと飲めました。

そして…Nさんは一言

おじいさん

やっぱりおいしいね

満面の笑顔になりました。

2年半後、問題なく口から食べています

その後、順調に回復したNさん。
2018年2月、息子さんから連絡が届き、『今でも効果は持続し、問題なく食べたり飲んだりできている』ということでした。
そこで、埼玉のご自宅を訪問し、インタビューさせていただきました。
その様子もYouTubeで紹介しています。

口から食べられるようにしてあげたい!たどり着いた読脳法

Nさん親子の映像は、口から食べられるようにしてあげるための方法を求めている家族にとって衝撃の映像だったようです。
この映像を見て、読脳法を学び始めたご家族が何名もおられます。

2019年6月に東京で開催した2dayセミナーに受講されたAMさんもその一人です。
2dayセミナーは医療者やセラピストが読脳を学ぶ入り口として開催しているセミナーです。

AMさんは、漢方黄土よもぎ蒸しサロンを経営されています。
つまり、ケアを施す立場です。
しかし、お父さんが脳梗塞で倒れ、患者の家族としての立場でもあります。

これまで医師、歯科医師を始め、医療者やセラピスト等の専門家が、自分のことや家族のことで相談されることが度々ありました。
「自分(家族)が、患者側になった時、本当に役に立つのは読脳しかない」と気づき、セミナーやスクールに受講したという受講者もいます。

AMさんも、お父さんを良くしたいというきっかけで、読脳を知り、セミナーに参加されました。
そして、セミナーの際に、お父さんの嚥下障害に対する調整法の指導も受けられました。

セミナー受講の感想や、その後のお父さんの報告を紹介します。

胃ろうの決断を迫られている父、なんとか口から食べられるようにしたい

AMさん 東京都 50代 女性 漢方黄土よもぎ蒸しサロン経営

【参加日】2015年8月17日/18日
【参加会場】東京

受講目的

今年 5月に父(82歳)が脳梗塞で入院し、現在は回復期リハビリテーション病院に転院して1ヶ月半になります。
四肢の麻痺はありませんが、嚥下障害、 声がよく出ない、ろれつが回らない、視覚障害、覚醒・注意力が持続しない、歩行バランスが取れない などの症状があります。

父の病状を何とか良くしたくて ネットで調べて youtubeを拝見し、病院でのリハビリより良くなる可能性を感じ 是非勉強してみたいと思いました。

現在 鼻から経管栄養を入れていて、病院からは胃瘻を勧められていて早期の決断を迫られていますが、何とか口から食べられるように出来ればと思っています。

父の事がきっかけで 読脳法を知る事が出来たので、このチャンスを無駄にせず、これからの自分自身の生き方に生かして行けるように学びたいと思います。

受講された感想

父の脳梗塞の後遺症を良くしたい一心でその方法を求めていたところ、たどり着いた読脳法。
毎日youtubeを夢中になって拝見し、なんとか父にこの施術をしたいと願いそのチャンスを何とかつかむために実家のある静岡から神奈川のリハビリ病院に父を転院させました。

そして8月17・18日の2daysセミナーに参加することができ、毎日youtubeで拝見していた伊東先生のお話を直接聞くことが出来て本当に感激でした。

伊東先生がこのメソッドを開発された背景・経緯をいろいろお聞きして読脳法は技術ではない、という意味がよくわかりました。
簡単に習ってすぐ身に付くものではなく、宇宙の真理・CWの哲学を理解できていなければ読脳は出来ないのだと思います。
「元と繋がる」というのはどういうことなのか。
また、人と関わる時に自分が満たされていないと、相手から奪ってしまう。
あふれていないと他人の中に入れないという事についても考えさせられました。

この2日間のセミナーで学んだ事を生かす為に
「CW Happiness Philosophy 読脳」を繰り返し読む事
引き続きyoutube動画を沢山見る事
相手の話を根気よく聞く事
など出来る事をやってみようと思います。

このメソッドを身に付けることが出来れば、病気、症状に対し心配したり医者に頼る事なく自分で良く出来る!家族や他の方の役に立つことが出来る!
学びたい!スクールに今すぐは無理・・・?

3年かかっても難しい…。
父には間に合わない…。
そんなことをぐるぐる考えていたところ、セミナー終了後に伊東先生に父の写真から読脳していただき調整方法も教えていただく事ができました。

セミナー翌日から、毎日父の病院に通い調整を行っています。
自分の仕事の合間と父のリハビリの時間の間を計算して教えていただ1日3回の調整と食事介助をする為に毎日必死で病院に通っています。

これを夢見て私が毎日通える病院に父を転院させていたので、本当にそれが実現できている奇跡に感謝しかありません。
そして調整を始めて3週間目の現在、父は少しづつですが順調に回復しています。
父の変化を別途ご報告させていただきたいと思います。

リハビリ病院で毎日いろいろな症状の患者さん達を見ていて
読脳法に出会えた事の価値を実感しています。
これから 自分の体験を踏まえ 必要としている方にお伝え出来ればと思っています。

2日間 ありがとうございました。
これからも どうぞ宜しくお願い致します。