読脳アカデミー
スクール生の声

残りの時間はしっかり自分に向き合い、人生の最後の日には「ああいい人生だった!」と終われるように生きていこう【SKさん 55歳 女性 東京都 主婦 2019年11月受講】

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スクールに通い始めて1年6ヶ月がすぎました。

きっかけは、脳出血の酷い後遺症を患っていた母が、飲み込みの機能が衰え、命綱の経管栄養の管が入らなくなり、命の危機にあった時、何とかして母の命を救いたい!という思いで、ネット検索中に出会ったのが「読脳」でした。

スクールに通い始めて療養病院生活で衰弱の一途をたどっている母を、なんとしても自宅に連れて帰って介護してあげたくて、その目標を脳に設定して、読脳を学び始めて3ヶ月目に目標を達成しました。

担当医からはこんな医療依存度の高い患者を自宅で介護は無理だろうと言われましたが、在宅療養の支援診療所を探し契約し、病院で行なっているバイタルチェック、酸素吸引の方法、経管栄養の補給、痰の吸引方法、体位交換、オムツ替え、体を清潔に保つ清拭、医療機械の使い方、器具の消毒、消耗品の補充方法から必要な品の購入等、全て自宅で出来るように教えていただいて、母を自宅に連れて帰りました。

病院での生活を思い起こせば、四肢麻痺でナースコールも押せず気管切開で声も出せない母は、毎日、私達兄弟が病院に到着するのを心待ちにしていて、面会時間が終わると、お願いだから側にいて!とばかり悲痛な表情で訴えているのに、置き去りにせざるを得ない状況がとても辛かったのです。

自宅に連れて帰ってこられて、母も私達兄弟もどれほど安心する事ができたかしれません。
それから、毎日毎晩、誰かしら母の隣にいてあげる事ができて、いつでもサポートしてあげる事ができるようになって、毎朝、おはようの言葉と共に「帰ってこられて本当に良かったね!」と言わない日はありませんでした。

脳出血の後遺症は壮絶な状態でしたが、母と共に過ごした時間の中では、通常ならあたりまえにできる事が、できなくなっていた為に、些細な事がとても大切で、ありがたく感じる事ができました。

長い間、口から物を食べていない母に、苺やみかんをガーゼに包んで口に入れてあげるとウンウンと頷きながら、味覚をしみじみ思い出すように感じたり、部屋の窓から見える庭の景色は、元気だった頃、育てていた花が母を励ますように咲いて、母と季節を楽しんだり、免疫を上げるというモーツアルトや、昭和の歌謡曲を聴きながら音楽を一緒に聴いたり、お天気が良い日は、窓をあけて太陽の暖かさを感じたり、近所のおばさんや、親戚の人が母を励ましにきてくれて人の優しさに触れたりして、病院生活ではできなかった当たり前の事をしてあげることができました。

しみじみと母と無言の会話をしながら、目と心で交流し、穏やかに優しく丁寧に過ごした時間はとても貴重な体験でした。

読脳で調整していくと少しづつ手首が動くようになって、母は神経を集中しながら一生懸命 思い出すように動かしていました。
声を出す練習では気管切開のカニューレをスピーチカニューレに取り替えて声帯あたりの機能の調整をして音をだす試みをしました。
自力で呼吸ができるように、肺の機能を読脳して調整したり、手の拘縮が見られた時には、伸展する筋肉を調べて調整したり、動かしたい筋肉の調整をして、少しづつ少しづつ身体の機能が回復していきました。

覚えたてでおぼつかない読脳に挑みながら調整し、少し回復した喜びを、また次に繋げながら、試行錯誤の日々でした。
そんな風に常に希望を持って母をサポートできた事を嬉しく思います。

自宅に連れて帰って10ヶ月を過ごして、母は、2日間眠ったまま目を覚まさなくなり、そのまま静かに息を引き取りました。

とうとうその時は訪れ、今まで見た事がない美しい表情で冷たくなっていきました。
「もう苦しまなくていいよ。本当によく頑張ったね。」と声をかけました。

長い間 、私が怖れていた「母の死」が、こんなにも穏やかだったことに拍子抜けしながら、最後のお別れの悲しみと共に、じわじわ心に染み渡ってくる達成感を感じました。

2年間も壮絶な状態で頑張って生きた母から見せてもらった「生き抜く力」は、母から私への「最後のプレゼント」になりました。

命がけで取り組んだ母の介護では、伊東先生のアドバイスをはじめ、スタッフやスクール生の方々の励ましや暖かい言葉をいただきながら、母の命が尽きるまで全力で取り組むことができました。
本当にありがとうございました。

これまで読脳を学んできた中での気づきは、自分の思考回路がいかに固定されて狭いものになっていたかという事です。

病気症状については、病院に身を任せる事があたりまえになってた事。
特に歯に関しては医者に行くほか方法はないと思っていた事。

今回母の介護ではその固定観念の外しを体験する事ができました。
それと、常に恐怖と不安にまみれていた心が、いつの間にか母を支えるパワーに変換できていた事は自分でも驚きでした。

読脳のスクールでは病気症状はセンサーとして捉え、その原因を探して調整すれば、どんな症状も改善の可能性があるというロジックですが、その原因を追求する為に、脳の情報を読む時には、圧倒的な質問力が問われるので、今後も引き続き、常識や決まりの多い日常の生活で凝り固まった思考を柔らかく練り直して質問力を鍛えていく事を心がけていこうと思います。

先日、末期癌の弟の件で、どうサポートしたら良いのか迷っていた所、伊東先生からアドバイスをいただきました。

人には皆、死が訪れる時が来る。
皆がそれぞれ人生の主人公でヒーローなんだから、弟が弟らしく最後のその時に、いい人生だったと思える事が出来るように自分で考えることです。
そこに人が介入するのは、それは違います、、、。という話をしてくださいました。

私は心配しすぎて、弟の人生に入り込み過ぎていると感じました。
そして、なるほど、そういう考え方があるのかと驚き、何か覚醒した感覚になり、それは、人を信じる事、人の人生そのものを信じる事、それは存在の意味理由必要を信じる事なんだと理解する事ができました。

その時、はっとして、自分の人生を思うと、主人公が留守の状態になっている事に気づきました。
今まで自分の人生について深く考えず、人の心配ばかりして随分と時間を浪費して過ごしてきたように思います。
残りの時間はしっかり自分に向き合い、有意義に使い、人生の最後の日には「ああいい人生だった!」と終われるように生きていこうと思います。

4月の小論文では自立がテーマでしたが、まだ最低限の経済的な自立ができていませんので、まずはそこからクリアしていき、経済的自立と共に精神的な自立を目指していこうと思います。
主体的に物を考え、外的影響に左右される事なく生きるを日々意識しながら生活していこうと思います。
右の脳を使う作業が好きなので、今までやってきた服飾のデザインや、時代に合わせてWEBデザイン、WEBライティング等、複数のエレメントを上手く取り入れて、どう選択したら自分らしく生きられるのか読脳しながら自分を構築していこうと思います。

引き続き自己探求です。

今まで、色々な問題にぶつかる毎に、伊東先生にアドバイスをいただいていますが、毎回、「目からウロコ」の話を聞かせていただき、その思考の深さ広さに驚かされます。

それは、間違いなく、伊東先生が、数々の難関を乗り越え、どれだけ真剣に「生きる」事に向き合ってきたのかという事だと察します。

先生の示唆に富んだ話から、抱えている問題の解決の糸口が見えたり、新たな発想につながっていったりして、私の脳の回路も広がっていけてるように感じています。

そんな伊東先生に倣って、私も人生を深く探求していきたいと思います。

「CWハピネスフィロソフィー」という幸福論を開発し、そこに加えて健康をを取り戻す技術を開発するという偉業を遂げ、さらに「調整効果の時間維持」「未来を持つことで症状を好転させる研究」等、どんどん進化し続けている伊東先生。

そんな凄いメンターに出会えた事に、心から感謝しながら次のステージへステップアップしていこうと思います。

SKさんは2018年4月「自分でQOLを高めるコース」、2018年10月「自分研究-自己探求コース」に続いての3クール目の受講です。

(↓SKさんのこれまで書かれた小論文もご覧ください)

母の四肢麻痺と弟の癌を読脳でサポートしたい!(2018年4月)

情報が錯綜する時代だからこそ、読脳は必要不可欠(2018年10月)

SKさん 55歳 女性 東京都 主婦

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