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 日本は、豊かで治安も良く、世界的にも住み易い国と見られている。しかし、現実には政治的にも経済的にも不安定で、国民の多くは生きる意味を見失い、老若男女おしなべて、日々の不安に苛まれ、将来の展望も描けないでいるように見える。

こうした多くの人の不安を解消し、将来へ希望を抱かせることが今一番大切だと考える。
しかし、今、それを行なえるのは、一体、誰なのか。国なのか、地方公共団体、特別行政法人なのか。
いずれも様々な問題を抱え、国民一人ひとりに対して生きがいを提供できるとは思えない状態にある。

生きる意味を見失い、生きる目的を喪失し、孤独の中に追いやられ、将来の人生設計をどうすればいいのか、子供をどのように育てればいいのか、多くの人が前途に意味も価値も見出せず、生きることの喜びを見出せないでいる。戦後「豊かで幸せな生活」を望んで生きてきた人達にとって、それはもう望めないことなのか。誰もが健康で価値ある人生はもう生きられないのか。

人が生きる意味を喪失しているのは、あながち個人の問題に還元されるべきものではなく、社会システムの未熟さが大きい問題と考える。

そのような社会にあって、当会は、人が満足・納得でき健康で価値ある人生を生きるためには共に考え、協力し合ってこそ実現できると考える。その為には誰もが前向きに積極的に、お互いを認め合う為に哲学と医学とケア技術と農業を学ぶ必要があると考えている。

人が自分らしく生きるためには、何よりも自分に関心を持つことである。もしも、前向きに自分らしく生きられないなら、自分がなぜ前向きに積極的に生きられないのか、なぜ自分らしく生きられないのか、なぜ価値ある人生が生きられないのかと自分自身を探求し、その原因を突き止め、改善する必要がある。

当会の会員である医師、歯科医師、治療家等の医療者は、全国各地で「自分研究勉強会」を開催し、あらゆる階層、あらゆる職業、赤ちゃんから高齢者まで、心身に障害を抱えた人も含めて、「自分探求」をするのに積極的に協力している。

当会では、病気・症状は、人が自分らしく生きられないことの身体からの信号であると捉え、現在の処置を中心とした医療ではなく、その奥に隠されている本当の原因を本人の積極的な姿勢をもとに探求していこうとしている。そして現代医療では難治、難病とされている人達のケアや障害者、高齢者などの孤立しがちな人達を一定の能力と技術を身につけた人達とともに、共生するコミュニティを全国各地に構築し、ネットワークを結んで、人が自分らしく生きられる空間を実現しようと考えている。

さらに過疎の地域の活性化、地産地消による地元産業の振興、地域住民との交流等を行いながら、コミュニティ「安住村」は住民が抱えるさまざまな問題をコミュニティ全体の問題として考え、協力して解決していこうという姿勢でいる。

社会のセーフティネットが劣化し、弱者を救済しきれない現代の社会にあって問題解決法などを指導する「自分研究勉強会」ならびに地域コミュニティ「安住村」構築にあたり、公正かつ透明性の高い運営を行いたい。そして社会的にも信用を得、全国規模で幅広い活動を目指している。その為にも法人化が必要だと考える。活動に参加する成員はボランティアが中心で、営利を目的とせず、社会貢献の高い形態にする。よって、特定非営利活動法人の設立が望ましいと考えるようになった。多くの人の幅広い参加と支援により、息の長い活動を継続する所存である。
 

 

 

 


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