読脳アカデミー
スクール生の声

自分自身を大切に生きるために【NHさん 栃木県 女性 43歳 会社員 2019年4月受講】

 
私は小さな頃から、おとなしい親の言うことをよく聞く手のかからない子供でした。
何か不満や怒りが沸き上がるようなことがあっても、それを外には出さず平気な顔をして過ごし、一人になった時に哀しみで溢れかえり声を押し殺して泣いていました。
 
なぜそうしていたのか、両親に叱られたくないし、反抗すれば家を追い出されるからでした。
 
私は何のために生まれてきたんだろう。
 
何で女の子で生まれてきたの?男の子だったら何とか一人で生きていけるのに。
この家を出ていけるのに。
 
ずっと小さな頃から考えていました。
両親や友達の顔色を伺い、空気をよんで、相手が何も言わなくても察することができるように力を注ぎました。
 
まわりのみんなが笑えば、あぁ今のタイミングで笑うんだなぁと楽しくないのに同じように笑いました。
生き抜くために自然に身に付いたことですが、いつしか私は何が好きで嫌いなのか、何が心地よくて何が嫌だと感じるのかも分からなくなっていきました。
感情を殺して、人に迷惑をかけないように、人一倍がんばって努力して我慢して、良い成績、良い性格になるように生きてきました。
いつも自分は後回しにして、誰かの為に何かをしていました。
 
そんな風にしていたら、25歳の頃に鬱病になりました。
それでもなお、鬱になったのは自分の心が弱かったからだ、まわりの人に迷惑かけて申し訳ないと思っていました。
 
それから10年過ぎた頃から、少しずつ自分の心を大切にしていきました。
何が私にとって大事なことなんだろう。
どうしたら満たされるのだろう。
 
私の外側にあるものが私を幸せにしてくれると信じていたのが、本当は心の内側にあるのだということがやっと分かるようになりました。
 
本当に大切なものは目には見えないこと。
人から認められることや尊敬されることは、一時は満たされるかもしれませんが私の本当の喜びではありませんでした。
 
そんな風にして、私の心を大切に大切にしていこうと思った矢先に噛み合わせが悪くなり、開咬症や顎関節症を患いその後、頭痛や背中の痺れ体調不良が続きました。
訳が分からないまま、病院をまわり大学病院に行きましたが、歯の矯正と顎の骨切り手術を薦められました。
 
伊東先生のYouTube動画や書籍を拝見させていただき、読脳カフェで浮き沈みや距骨の調整を教えて頂きました。
実際に足取りが軽やかになったり、噛み合わせが変化することを体験しました。
 
これまで、周りの人ばかり気にして自分を大切にしてこなかった。
自分の心や体を大切に生きることは自分に責任をもつこと。
答えは自分自身の中にあること。
自分の体を誰か人任せにしないで、自分で良くしていくという考え方が、私の今感じていることと一緒だなと思い、スクールで学びたいと思いました。
体の不調不良の本当の原因を知り、体を大切にしたいと思います。
 
毎日、足の裏やふくらはぎのマッサージをしています。
少しでも体調が良くなればと始めたマッサージでしたが、「足さん、よくがんばっているわね。」「いつもありがとうね。」と感謝の気持ちが沸いてきます。
 
すると体調が悪いのに、心は満たされていて痛みやしんどいと感じるのが薄らいでいます。
不思議ですけど、体調が悪くならなければこんな気持ちにはなりませんでした。
 
人を愛する・大切にすることは、自分を満たして大切にしなければ出来ないと思います。
自分を蔑ろにして、周りの人ばかり気にかけていたら、いつしか自分の心は涸渇して病気になります。
自分を大切に愛して、溢れたその愛の波紋が誰かを大切に愛することに繋がると信じています。
 
かつての私と同じように我慢して努力して、自分そっちのけで、周りの人ばかり気にかけて自分を見失ってる人は多いと思います。
そんな人がいたら、過去の私をなぐさめるように少しでも力になれたらなと思います。
 
NHさん 栃木県 女性 43歳 会社員
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