現代医学では、人の体は脳・脊髄神経系がコントロールしていると考えています。
しかし、脳・脊髄神経系に異常が見られないのに症状が発生していたり、脳に電極を通しても理論どおりに症状が改善しないことが現実には起こります。
人には脳・脊髄神経系とはまったく別のシステムがあると考えた方が自然です。
それは、人の体は個体で完結しているのではなく、大宇宙(元)の中の一つの存在として存在しています。
人は重力を地球に支持し、大宇宙のゆらぎを支持している骨から受け取っているのです。
そしてゆらぎは体内を通って脳へと辿り着きます。
重力を支持することでゆらぎを感受する骨を「支持骨」と言い、支持骨から入ったゆらぎが体を伝い、脳へと届くシステムを「支持骨システム」と言います。
支持骨は姿勢毎にあり、二足で立っている時は7つの足根骨と5つの中足骨で体重を支持しています。
重力バランス軸のずれも、この支持骨のトラブルによって起こるのです。
脳梗塞の後遺症
50年以上、整骨院をされている柔道整復師のAさんは、半年前に右脳梗塞で救急車で運ばれました。幸いにも処置が早く、失語障害は残らなかったものの、左手と左足に後遺症が残りました。
そんなAさんはセミナー初参加の日の朝、脳梗塞が再発しました。それでも強行し、杖をついて会場にやってこられました。
“解説”
症状の原因を読脳すると、半年前に脳梗塞を起こした原因となっている脈管機能障害が解消せずに残っていることが分かりました。
脈管機能障害の原因を読脳すると、支持骨のトラブルが見つかりました。
支持骨の調整を行うと、足の運びがだんぜん軽くなりました。しかしまだ頭の中が重く、呼吸が浅い感じがするので、重力バランス軸も調整しました。
すると杖もまったく必要なくなり、スムーズに歩けるようになり、小走りまでできるようになりました。
脳梗塞の後遺症の研究
これまで脳梗塞のリハビリの限界を訴える人の多くに、脳梗塞の原因となった脈管機能障害が依然として残っていることが分かりました。
脈管機能障害が残っているかはタッチ検査で調べることができます。麻痺がある手や足などの部位が、原因部位をタッチすることで瞬時に軽くなることで確認できます。
その原因部位は脳とは限りません。心臓、腎臓など内臓の脈管機能障害が原因の場合も多いのです。
そんな人の脈管機能障害を解消すると、飛躍的な回復が見られ、引き続き調整を行っていくことで本人の納得レベルまで回復した例がたくさんありました。
脳出血の後遺症による嚥下障害(胃ろう)
脳出血を起した後、嚥下機能が低下し、誤嚥による肺炎を起こさないようにするためという医者の勧めで胃ろうを造設した。
水を飲むのを、一番注意するようにと言われている。
“解説”
嚥下障害の原因を読脳すると、脳の右側の脈管機能障害が原因でした。
それで誤嚥を起しやすい状態になっていたようです。
脳出血を引き起こした原因となった支持骨がトラブルを起こすことで、それが喉頭蓋のゆらぎを消失させ、機能を低下させていることが分かりました。それで誤嚥を起しやすい状態になっているようでした。
重力バランス軸と支持骨の調整を行うと、その場で水が飲めるようになりました。
支持骨システム回復メソッド
支持骨は「ゆらぎ」の入り口です。
ゆらぎは支持骨から体内に入り、全身60兆の細胞へ届いています。
その結果、骨・筋肉・靭帯・内臓・歯牙・血管など、全身あらゆる部位はゆらいでいます。
生体はゆらいでいるのが正常です。
しかし、異常がある部位は、ゆらぎが消失してしまっています。
呼吸器系や内臓器系の異常の原因を探し出すには、その部位に「ゆらぎ」が届いているかどうかを細かく分割しながらチェックしていきます。
“ゆらぎとは”
ゆらぎとはなんでしょう?
私たち人類が存在する遥か以前、宇宙が存在する前、それは無の世界でした。
そんな無が無でなくなった瞬間に発生したのが「ゆらぎ」です。
それが宇宙へと広がり、物質を作り出したのです。
ゆらぎとは、「存在する意味・理由・必要」です。
ゆらぎは太陽に、地球に、私たち一人一人の足元にまで届いています。
そのゆらぎが大地に体重を支持する支持骨から体内に入り、全身を伝い、脳へと至るのです。
人はそんなシステムによって自分の存在する意味・理由・必要が脳に届いています。
存在する意味・理由・必要が脳に届くことで、精神的にも、肉体的にも正常な状態を保つことが出来るのです。
しかし、支持骨は 常に何らかのトラブルを起こします。
すると、ゆらぎが感受できなくなり、脳にゆらぎが届かなくなります。ゆらぎが脳に届かないことで、自身の存在する意味・理由・必要を見失い、トラブルが発生するのです。この状態が病気や症状です。
つまり病気や症状は、支持骨にトラブルが発生しており、ゆらぎが届かなくなっていることをしらせるサインなのです。
支持骨システム回復メソッドは、このサイン(病気や症状)を手がかりにして支持骨のトラブルを探し出し、ゆらぎが脳に正常に届くようにすることで、今存在し、さらに未来を生きる者としての意味・理由・必要を掴めるよう協力するためのメソッドということになるのです。