イヤイヤ期の対応、一番大切なたった一つのこと

大変だけど赤ちゃんの笑顔に癒やされる新生児期、乳児期を過ぎ、幼児へと成長する頃に現れる「イヤイヤ期」。
1歳半頃~3歳頃までの時期で、「第一次反抗期」「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」とも呼ばれています。

何をするにも「いや!」
大きな声を出す、泣く、床に寝っ転がる、暴れる。

お友達に噛み付く、叩く、突き飛ばす。
叱っても、言い聞かせてもまた同じことの繰り返し。

こんな「イヤイヤ期」の子供の言動にどう対応すれないいのでしょうか。

「イヤイヤ期」の情報は参考にはなるけれど…

情報社会の現代、インターネットの子育てサイトをはじめ、育児雑誌や書籍には「イヤイヤ期」に関する情報やアドバイスがたくさんあります。

でも、ネットや本の情報を参考にあれこれ試してみたたけれどうまくいかない。
アドバイスどおりやってうまく対処できる時もあれば、同じやり方でだめな時もある。
ということも多いと思います。

この記事を読んでいるあなたも、そんな経験があるのでは?

子育て情報はもちろん参考にはなります。
でも、その情報は他者から与えられたもので、多くはハウツウやマニュアル的な内容です。

見つけた情報を、試してみてうまくいけばラッキー。
だめだったら他のやり方を探す…。
そんなことを繰り返しているお母さんは多いと思います。

それって病気の治療に似ていますね。
この薬は効かなかったから、次はこの薬、これがだめならあの薬…。

そのやり方は、対症療法にすぎず根本的な解決にはなりません。

あなたにとって本当に必要なのは、わが子に関する情報のはずでは?

今、目の前にいるこの子に対して、適切に対応するにはどうすればいいの?

それがお母さんが一番知りたいことではないでしょうか?

それを知るためにはどうしたらいいのでしょう?
それは…

わが子の情報をどうやって知る?

「関心をもって子供を見る」ことです。
そうすれば、きっと子供のことが分かってくると思います。

でも、ハウツウやマニュアル的な情報で子育てを続けていると、子供に対して関心をもてなくなる危険があるのです。

読脳アカデミーは、子育て中のお母さんを対象にグループコミュニケーションを開催してきました。
参加者のほとんどは「子供のことが分からない」と悩み、「一番身近で子供のことを見てきたのに…」と自信を失っているお母さん達でした。
コミュニケーションを重ねる中で、お母さんたちは「関心を持っているつもりだったけれど、そうではなかったということに気づいた」と言います。

なぜ、「関心をもって子供を見る」ことができないのでしょうか。
それは、子育ての知識や情報が邪魔して、子供の言動を先入観で見てしまうからです。
先入観や思い込みをなくし、純粋に子供のことを知ろうとする。ーそれが「関心を持って子供を見る」ということなのです。

たくさんの「子育て情報の中に答え」があると考えているお母さんは、「答えを子供の中から見つけ出す」という発想がもてず、子供のありのままの姿を知ろうという関心が薄れてしまうのです。

もしかしたら、わたしも子供に純粋に関心をもてなくなっているかも…。
もし、そう感じたとしたら「イヤイヤ期」の今がチャンスです!

子供に関心をもちやすいのは「なんで?」「どうして?」と、親が思うようなことを子供がやるからです。
そんなことだらけの「イヤイヤ期」こそ、子供に関心をもてる絶好のチヤンスなのです。

「イヤイヤ期」は、大人が作った言葉

そもそも「イヤイヤ期」を始め、「第一次反抗期」「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」っていうネーミングは「悪いこと」というイメージを与えませんか?
その影響を受けて、子供の「いやっ」という言葉や行動を「困ったことだ」と先入観をもっていませんか?

「イヤイヤ期」という言葉は大人から見た表現です。
はたして、子供の正しい姿を表しているのでしょうか?
子供たちが本音を表現できれば、「その表現はズレているよ。大人は全然分かっていない!」と言うかもしれません。

言葉のもつ力は思った以上に強いものです。
無意識のうちに言葉の影響を受けてしまっている可能性はありませんか。

「イヤイヤ期」という言葉をいったんリセットし、子供の側に立ってこの時期ってなんなのか、ゼロから考えてみましょう。

「いやっ!」には、いろいろな意味や理由がある

出産直後は分からないことだらけだったという子育て初心者のお母さんも、わが子との関わりの中で分かることが増えてきたと思います。

「この泣き方は…おっぱい」「この泣き方は…抱っこして欲しい」「この泣き方は…抱き方が気に入らない」「この泣き方は…眠いのに眠れない」「この泣き方は…場所を移動して怒っている」等、泣き方一つとっても、いろいろな理由があり、その違いを一番分かるのはお母さんです。

その延長で考えれば、「いやっ!」という言葉にもいろいろな意味や理由があると思いませんか?

例えば、あなたが「いやっ!」と言ったとき、どんな意味や理由がありますか?

「いやっ!」(生理的に嫌よ)
「いやっ!」(感情的に受け入れられない)
「いやっ!」(自分のポリシーに反するから嫌)
「いやっ!」(単なる口癖で意味はない)
「いやっ!」(驚いた時に自然に発した)
「いやっ!」(褒められて嬉しいけれど照れ隠しで否定しちゃった)

などなど、状況によっていくつもの意味や理由があると思います。
大人はその意味や理由を相手に伝えることができます。
伝え方がうまい人もいれば、不得手な人もいると思いますが、少なくとも2歳児、3歳児はよりはうまく伝えられますよね。

泣くことで主に生理的欲求を表現していた赤ちゃんは、成長とともに新しい感情や気持ちが芽生えてきます。
それをどう表現すればいいのか最初は分からないのです。
周りの人と関わる中で、だんだんと自分なりに表現できるようになっていきます。

「いやっ!」というのは子供の表現の一つです。
それまでそんな表現をしなかったから、親としては戸惑いもあるかもしれません。

でも、子供にとって自分を表現する勉強の時期なのです。
うまく表現できるように、親が根気よく付き合って、一緒に探してあげることです。

「具体的にどうやればいいの?」とやり方を聞きたくなると思いますが、答えがあるわけではないのです。
お母さんが、子供との関わりの中で考え出すのです。
いわば、わが子研究です。

兄弟でも、双子であっても同じようにはいきません。
人はひとりひとり違うのですから。

だから、他のお母さんのやりかたを真似る必要も、比べる必要もないのです。
あなたと子供との間で探し出すのです。

子供にとっては「自分の表現トレーニング期」

大人から見れば「イヤイヤ期」、だけど子供にとってはいわば「自分の表現方法トレーニング期」なのです。

自分の感じていることを表現できるということは、生きていく上で大きな強みになります。
そうなれるように手伝ってあげたいですよね。
そのためには、

この子は今何を表現したいのか?
それを考えることからスタートです。

これかな?
あれかな?
それともこういうこと?

そして実際に思いついた方法をあれこれ試してみてください。
こんな対応をするのがいいかも。
それとも、こんなやり方?

科学者の研究のように、仮説を立て実際にやってみて、うまくいかなければまた考えて…。
そうやってあなたはわが子の専門家になっていくのです。

でも、「そんなことをやっている余裕はない!」というお母さんも多いと思います。

子育て中はともかく忙しい。
働いていればなおさらでしょう。
しかし人生100年時代の今、一生からみればほんのわずかな時間です。
その時間が、子供の未来につながり、あなたと子供の絆が深まる貴重な時間にできるのです。

しかし、
子供がくずっているときにそんなことを考えたり、試したりする余裕なんてない。
そんなことをしていたらますます子供がぐずって手に負えなくなる。

というのも現実です。

もう少し早くどうしたらいいのかを見つけ出す方法はないの?

そんな方法が…あるんです。

子供の言動は脳からのサイン

子供の言動のおおもとって何でしょうか?
それはその子の脳です。

大人からすると理解不能の言動も、脳にはその意味や理由があります。
子供の言動は脳からのサインなのです。

わが子の脳の中にある情報を知ることができればどんなにいいでしょう。
そんなことができるなんてお母さんたちは考えたことがないと思いますが、それを可能にする方法があります。

それが、脳の情報を読む「読脳法」です。
「読脳法」は読脳アカデミー学長伊東聖鎬が40年以上かけて開発しました。

でも、脳の情報は目に見えるものではありません。
本当に脳の情報ってあるの?
本当に読むことができるの?

と疑いたくなると思います。

そこで、読脳アカデミーは「脳の情報を読み出しその通りに行なうことで体が変化する」という実例を通して、それを実証しています。

具体的にいうと、病気や症状、それも現代医学・現代医療で良くならない難治な病気・症状でさえも驚くような変化が起こります。
これまで1万人以上の人に読脳法で取り組んできました。
その一部をYouTubeで配信しています。

▶読脳法での取り組み1700個の事例(YouTube)

病気や症状の動画が多いので治療法と勘違いする人も多いのですが、これらの映像は「脳の情報を読み出すことができる」ということの証明のために配信しています。

脳からのサインとして現れる、1歳半頃~3歳頃までのさまざまな言動。
それは何を表現しようとしているのか?
どう表現するのが、この子にとっていいのか?
それらを見つけ出すために「読脳法」は大いに活かせます。

読脳アカデミーは、脳の情報を読み出して行なう育児や子育てを「読脳育児」「読脳子育て」と呼び、指導しています。
その指導は、1980年代にスタートしました。
その頃参加していた赤ちゃんや幼児が、今ではお母さんになっています。
しかし、その頃と今と「イヤイヤ期」の悩みは変わっていないようです。

それは、「他者からの情報の中に答えを求める」という育児や子育てのやり方が変わっていないからではないでしょうか。

「わが子の脳の情報の中から答えを探し出す」ことができれば、知りたいことの答えをお母さん自身が見つけ出せます

「イヤイヤ期」を過ぎても子育ての悩みはなくなることはありません。
子供は成長していくのですから、その時期、その時期で、これまでと違う子供の言動が現れ、そのたびに親は振り回されてしまいます。

だからこそ、「イヤイヤ期」の今、「他者からの情報の中に答えを求める」というやり方から、「わが子の脳の情報の中から答えを探し出す」というやり方に切り替えませんか!

子供に関心をもつことからスタート!

でも、脳の情報を読むなんて、そんなことわたしにできるのかしら?
特別な能力が要るのでは?

そんな疑問をもつ人もいるでしょう。

たしかに、読脳法はすぐに簡単にできるというものではありません。

これまで、医師や歯科医師等の医療者やセラピストを始め、さまざまな分野の専門家や経営者や管理職、会社員、育児・子育て中のお母さん、幼児・小学生・中学生・高校生・大学生、主婦等、幅広いカテゴリーの人たちに、40年以上にわたって読脳法の指導を行なってきました。
その中で読脳法の習得が他の人よりも早いカテゴリーの人たちがいました。

それは、授乳中のお母さんでした。

逆に、なかなか習得できないカテゴリーの人もいました。
それは医療者やセラピストでした。

なぜ、授乳中のお母さんなのか?

そこに読脳法の特徴があります。

脳の情報を読むためには「相手の役に立ちたい」という気持ちが一番重要なのです。

講義に参加したお母さんの中に、乳腺炎で赤ちゃんがお乳を飲めないという悩みを抱えた人が多くいました。
母乳マッサージをしても、病院に行っても良くならないという重症の乳腺炎でどうしたらいいのか困り果てていました。

赤ちゃんがお乳を飲めなくなるというのは、命に関わる状況です。
なんとしてでも原因を探し出し、乳腺炎を良くしたい!
そんな「ただただ、赤ちゃんのために!」という目的だったからこそ、赤ちゃんの脳の情報を読み出せるようになったのです。

一方、医療者やセラピストは「どこに行っても良くならない難治な病気や症状を良くする技術を学びたい」という目的でセミナーに参加している人がほとんどでした。
しかし、それは患者さんのためというより、「医院や治療院に来る患者を増やし、経営がうまくいくために技術を身に着けたい」というのが本音でした。

そんな利己的な目的では脳の情報を読み出すことはできないのです。

あなたが「無条件に子供のために!」と考えているのでしたら、脳の情報を読み出すことは可能です。

子供の情報を読んで対応するという能力は、もともとお母さんたちはもっていたのです。

私達の祖先は、育児書がない時代でも子供を育ててきました。
お母さんたちは自然に子供の出しているサインをキャッチし応えるということをやってきたのです。

育児情報があふれる現代、そのメリットは確かにありますが、逆にデメリットも出てきました。
その最たるものが、目の前のわが子のサインをキャッチできなくなってしまったことです。

その能力を取り戻すことができれば、子育てはもっと楽しく、親子の絆は深まると思います。

そんな子育てをしたいと思いませんか?

そのスタートが、前出の「子供を関心を持ってみる」ということ。
最初はどうしても、先入観が邪魔するかもしれませんが、まずはお母さんのトレーニングです。
「イヤイヤ期」に現れる子供のサインの意味を、いろいろな可能性の中で考えてみることです。

具体的にどうやればいいの?
というお母さんの参考に、読脳子育てを学んだお母さんの体験談を紹介します。

「イヤイヤ期」を楽しもう!わたしの読脳子育て

わたしは2歳半違いの息子2人がいます。

次男のYが3歳で保育園に通っていた頃の体験です。

その日は、いつもより2時間以上も早く仕事が終わりました。
「いつも手抜きしているから、今日はたまった家事を片付けて、ちゃんとした食事を作ろう!」と、ルンルン気分で保育園に向かいました。

きっといつもより早いお迎えに喜ぶだろうと思っていたわたしの予想に反し、
Yは「えっ、ママおむかえ早いよっ。まだ遊びたいのー」と不満顔。
それでも先生に「ママのお迎え早くてよかったねー。帰りのお支度しよう」と声をかけられ、しぶしぶ帰り支度をはじめました。

ようやく玄関までやってきた時、靴箱に靴がないことに気づきました。
園庭で遊んでそのまま置いてきてしまったようです。

「Yちゃん、靴はお庭の靴箱にあるから取ってきて!」と先生にいわれたけれど、Yは玄関から動きません。

わたし「Y、お兄ちゃんが家で待っているから早く帰ろう!靴を取ってきて」

息子「やだ、ママが取ってきて!」

わたし「Yの靴だから自分で取ってきて」

息子「やだ!ママが!」

とうとうヤダヤダが始まりました。

わたしは「あっ、サインだ!」とピンと来ました。

Yはおっとりした性格ですが、こだわりが強く頑固な一面がありました。
こだわりは大事だと考え、Yのこだわりをできる限り受け止めてきました。

ここ1ヶ月位、こだわることで状況に合わせて切り替えができないでY自身が困っていると、わたしは感じるようになっていました。
そして今、ヤダヤダとぐずりだしたのは、「切り替えるということをしたい」というサインだと感じたのです。

子供のサインに応えるためには、タイミングがすごく大事だということを伊東先生から聞いていました。
親の対応がずれると、その時期に育つべきところが育たないで、大人になってから本人が困るのです。

Yのサインに今、応えないといけない!
と感じました。

そこで、ぐずっているYを横目に、家で一人で留守番している小学生の長男に保育園に来るよう電話しました。

今日は外食でいいや!
Yが切り替えるまで付き合おう!と決めました。

息子「ママが取ってきて~」

わたし「Yの靴でしょう。Yが取って」

それを1時間半ほど繰り返しました。

担任の先生に「えっ、お母さんどうしたの?今日はお迎え早かったのにまだいるんですか?」と驚かれました。

わたし「Yが靴を取ってくるのを待っているんです」

息子「だめ!ママが取ってくるのー!!」

そして…

Yが言葉を出さなくなりました。

じっと何かを考えていました。
これまで見たことのない表情でした。

次の瞬間
「靴、取ってくるねー」と園庭に向かって走り出しました。

その後、何ごともなかったように、靴を履き、迎えに来たお兄ちゃんと楽しそうに走り回っていました。

約1時間半の間、わたしはずっと楽しんでいました。
Yが、いつ、どんな風に切り替えるのだろうかと…。
たまった家事を片付けるより、ちゃんとした食事を作るより、ずっと価値のある時間でした。

もし、長男が3歳の時、同じようなことをしたら、きっとわたしは言うことを聞かない長男にイライラし、怒りまくっていたと思います。
長男が「イヤイヤ期」の頃の子育ては少しも楽しくありませんでした。
毎日「なんであんたはそうなの?」と怒鳴り、そして自己嫌悪に陥るという繰り返し…。
その悩みのおかげで「読脳子育て」に出会えたので、今では長男に感謝しています。

読脳子育ては、子供のサインを読むテクニックだと思われがちですが、わたしは違うと思います。

親が子供に望むことは「幸せに生きて欲しい」ということです。
長男の子育て中、「この子が幸せに生きていくためにどう関わればいいの?」というのがずっと分からなくて悩んでいました。

「読脳子育て」に出会い、「この子の幸せはこの子の脳にある」ということを知り、自分の考えを押し付けなくなってきました。
この子は今どんなサインを出しているのか、それはこの子の将来においてどんな意味があるのだろうか?と子供を主体に考え、子供の言動に深く興味を持つようになりました。
だから、次男がいろいろなサインを出しまくる「イヤイヤ期」は楽しく面白いことばかりでした。

視点を変えれば「イヤイヤ期」の悩みは、楽しみに変えることができると思います。

少しでもわたしの経験がお母さんたちの参考にしていただけたら嬉しいです。

東京都 Yの母