CWコミュニティ構想

第5章 修行は終わり、本格スタートの年の準備に入る

 

全国放浪の旅は終わり、東京に戻る

 
45才から約4年間、全国を放浪しながらの、「男と女の本当のかかわり」を追及する生活も終え、東京に戻ることにしました。
当初は、秩父で一軒家を捜そうとしましたが、うまくいかず、結局は板橋区志村にマンションを借りました。
私は、27才ころから「55才スタート」がキーワードになっていました。
そのこともあったのだと思います。
それからの3年を、準備に費やしました。
ようやく東京のど真ん中赤坂に出たのが、52才の春でした。
何をするかは明確でした。
多くの人に訴えることです。
「自分の幸せは自分で掴むことができる。その方法は自分の身体が知っている。そんなセンサーをすべての人が持っているのです。さあ始めて下さい。自分スタートを」です。
そのためには、何から始めればいいのか・・・・・
そんなことを考えるのに、3年間が必要だったのです。
とりあえず「表に出て、また、人と関わる場を作ろう、そのための治療院を開設しよう」でした。
それからの1年半も、いろいろなことがあり、スムーズには運びませんでした。
マンションや借家を借りるということが、どれだけ大変なことか、また、思い知らされました。

 

六本木に治療院開業

 
いよいよ追い詰められ、後がなくなった1999年9月六本木に場所を確保することができました。

それが「リンパ療法」のスタートでした。
当初は、10年以上治療から離れていましたから、感を取り戻すために、「人の身体に触れる」ことを目的に、リンパマッサージを行うことにしました。
最初は、2年間と決めていましたが、1年半を過ぎた頃にはすかっり感も戻っていました。
その間には、「エネルギー回復療法」・「システム回復療法」・「パワーアップ回復療法」なども開発できました。

それで、次の段階へと駒を進めました。
それが、「ビューティ」の始まりとなりました。
最初から、「医美」という名称にしたのも、「人は健康と美が伴なってこそ、本当に健康に生きていける」、という考えを持っていたからです。
ある時、中年の女性の患者さんがきっかけになりました。「顔も身体ももっと引き締まらないと、心が幸せになれない」の一言が、私を「よし!やろう!」という気にさせました。
私は、それまで私の目的、「多くの人に伝えたい、訴えたい―自分が求める答えは、自分の中にあり、取り出すこともできる」、をわかりやすく受け入れやすくするための方法を模索していました。
それには、「肩こりや腰痛が良くなりました、」の治療の分野では、難しいことと考えていました。
自分にとって、どんな辛い症状であっても、他人にはわからない、そして、それが良くなったとしても、人にはわからないのです。
そのことはすでに以前から知っていました。
そのために、10年以上治療の世界から離れていたのですから。
しかし、今回も、「何とか治療を通して何かを掴み、それを材料に活動しよう」、と考えていたのです。

 

ビューティーの真髄を発見する

 
そんなときのことでした。
彼女の一言を、私は真正面から受け止め、彼女に向かっていきました。
「頬のシワを取って欲しい」・「目のたるみを取って欲しい」・「お腹の出っ張りを取って欲しい」・「背中のたるみをとって欲しい」・「ヒップをアップして欲しい」・「ふくらはぎのむくみを取って欲しい」・・・・・・・・・・
要求は次々に変わっていきました。
私はその度に、一生懸命その要求をかなえようと努力しました。
その間、他の患者さんに対しても、いろいろ試みました。
そんな状態が3ヶ月も続いた頃「やった!」
彼女の要求に、次々に応えることができるようになってきました。
それが、「ビューティ」の始まりとなりました。
それ以後、1,000人以上の人に対して行い、ほぼ技術が確立するのと同時に、それらの浮腫みやたるみの原因が何であるのかもわかってきました。
それは、
多くの人は、コミュニケーション下手です。

「人とのコミュニケーション」だけではありません。
「自分の身体とのコミュニケーション」・「自分の心とのコミュニケーション」
「自分と物とのコミュニケーション」・さらに「自分と時間とのコミュニケーション」
「自分と空間とのコミュニケーション」まであります。
生きている限りは、「物」との付き合いです。
その、「物とのコミュニケーション」が上手ではありません。
それは、自分がよいと思って使っている身近な「物」の数々が、実は自分の健康や美容にさまざまに悪影響を与えているのです。
毎日使っている石鹸・洗剤・シャンプー・歯磨き剤が、浮腫みやたるみの原因であったり、ティッシュペーパー・紙おむつ・ナプキンでさえ、瞬間に全身を浮腫ませたり、下着や上着・コートなどの衣類、米や乾物・お新香・その他身の回りにあるあらゆる「物」が、「痛み」や「痺れ」・「違和感」・「不定愁訴」の原因になっていることもわかってきました。

それ等が、彼女の要求している顔や身体の各部位の浮腫みやたるみの原因になっていることを知ったからです。
「ビューティ」を行うには、素早く効果を確認できる技術が必要になってきました。
それは、今、行った刺激が、どんな効果を生むのか……「2・3日たたなければわからない」や「2・3時間後でなければわからない」、では、「今、行った施術が有効か」どうかさえ判断出来ません。
そのためにも、瞬時に判断―効果が出なければならないのです。
そして、でき上がったのが、「エネルギー回復療法―ビューティへの応用」でした。

痛みや痺れに対しての治療は、すでに行っていましたが、多くの女性が訴える、「浮腫みやたるみ・シワやアップ・小顔」に対しては、しっかりしたものをまだ持っていませんでした。
しかし、この「エネルギー回復療法」は、それにも充分応えてくれました。
浮腫みやたるみ・シワやアップに対しては、ほとんど瞬時に効果をあげることができるようになりました。
ようやくそんな技術も開発し、彼女に対しても効果がはっきりと現われてきました。
彼女は、心の底から喜んでいました。
スタッフ全員が、感動、感激しました。
しかし、治療も終わり、帰りかけた彼女を見て驚きました。
「まったく元の状態」に、戻っているのです。
「何があったんだ!」心の底で叫びました。
「治療が終わった後、たった今までの間に、何をしたのか教えてください」と、彼女に聞きました。
「治療が終わって、部屋に戻り、着替え、化粧をして出てきました」
「あ!化粧品が原因だ!」
と、すぐわかりました。
そして、再び上着を脱いでいただき、治療室へ戻っていただきました。
もう一度エネルギー回復療法を行うと、さっきよりもさらに早く、浮腫み・たるみ・シワが取れました。
そこで、「先程使った化粧品を、指につけてみて下さい。そして、少し揉んで下さい」
ほとんど云い終わらないうちに、すっかり元の浮腫んだ顔になりました。
これが、初めて「浮腫み・たるみ・シワの原因を突き止めた」瞬間でした。
それからです。
身の回りのいろいろな物が、多くの女性の悩みの原因になっている、ということを突き止めたのは。
もちろん、男性の浮腫みやたるみ・シワの原因も同じでした。
さらにその後、1,000人以上を診てきました。
そして、わかったことは、「浮腫みやたるみは、自分を守るための自己防御としてのセンサーの役割を果たしている」、ということでした。

浮腫みやたるみを取ることよりも、その原因を見つけだし、それを遠ざければいいのです。
それからは、浮腫みやたるみをもっている人に、その原因を見つけ出し、遠ざけるよう指導するようにしました。
しかし、それが事の他、難しいということもわかってきました。
それは、自分が今まで使っていた身の回りのいろいろなものに替わる、「自分に悪影響を与えないもの」を、見つけ出すことが、大変だということだったのです。
「自分でどうやって見つけ出せばいいのかわからない」、というのです。
いちいち、私がチェックしてあげる訳にはいきません。
ある人は、今買ってきた化粧品を、チェックしてあげると、「それが浮腫みの原因になる」ということがわかったのです。
買ってきたばかりのそれを、「お捨て箱」に投げ入れました。
これでは、「多くの人の顔や身体の悩みや症状を解決することはできない」、何とか自分に悪影響を与えるものを、その場で瞬時に見つけ出す方法を、開発しなければ……
そう考える日が続きました。

 

「自己センサー」の発見

 
「あ!そうだ!」
自分に悪影響を与えるものは、「顔や身体に浮腫みやたるみを起す」、ということは、自分にとっては自分に悪影響を与えるものを、見つけるための「センサー」になっているのではないか!
と気付きました。

それは、自分を守るための、生まれる前から自分に具わっている、「自己防御センサー」なのだとわかりました。
浮腫みやたるみ・痛みは、自分を守るための「自己センサー」なのです。
そうなんです!
「この、それぞれの人がもっている自己センサーを、指導すればいいのだ」と気付いたのです。
人に伝え、訴えるための方法を、ずっと求めつづけたこの10~15年でした。
やっと見つけたのです。
視覚的に、誰にでもわかる。
そんな技術が必要でした。
「やったー!」です。
このすべての人が持っている、それぞれの「自己センサー」を発見・開発・指導していけば、自分の健康を守るためには、何を避けどんなものがいいかを、自分で捜すことができる。
さらに訓練すれば、自分の進む方向や生き方に対してまで、この「自分のセンサー」は、応えてくれることもわかってきました。
それは、それぞれの求める、「自分の本当の幸せな生き方さえも、自己センサーは、応えてくれる」ということです。
それほど、「それぞれがもっている自己センサーは、自己を守り、さらに自分の納得できる考え方や、生き方まで教えてくれる、生きる上での道標になりえる素晴らしいものだ」ということです。

それからは、この「自己センサー」を多くの人に指導するためにはどうしたらいかを考え出す日々でした。

 

「人エネルギー研究所」設立

 
それが「人エネルギー研究所」へとつながっていったのです。
「人エネルギー研究所」では、さまざまな分野の人を対象に講演やセミナーを行っていく予定です。
「自己センサー」の応用―体験・講演。
ようやく多くの人に訴える方法がみつかり、「体験・講演」・「自己センサーの開発セミナ―・合宿」の計画を立てられる段階になりました。
それが2002年、春のことです。
それから、各種のホームページの制作に入り、「人エネルギー研究所」、そしてこの「CWコミュニティ」、その次が人材育成のための「空間塾」、その他20~30種の企画が順次でき上がってきました。
この「CWコミュニティ」が大きな核になるものですから、これができあがって初めて、本格的に活動する予定でいます。
「CWコミュニティ」のアップは、5月末になると思います。
それまでにいろいろ準備することがあります。

 

「自己センサー体験・講演会」

 
それは、「人エネルギー研究所」が主催し、全国各地で行う「自己センサー体験・講演会」です。
全国100の地域で開催し、4つの地域で「自己センサー開発・指導セミナー」を行います。

と同時に、専門家(医療者・助産婦・美容関係者・経営者・指導者・教育者など)に対しても、この4つの地域(東京・名古屋・大阪・福岡)で行います。
さらに準備が整えば、札幌・仙台・金沢・広島などでも行う予定です。
ホームページの制作と同時に、出版の準備もしています。
そのためには、今後、数人のライターの手伝いも必要としています。

 

専門家対象セミナー

 

  • 医療関係者対象
  • 医師・歯科医師・治療家・助産婦その他、関心のある人。医療・治療に携わる人

  • 美容関係者対象
  • 美容師・理容師・エステシャン・他、美容に関心のある人

  • 教育関係者対象
  • 小・中・高校教師・保母・教授・塾・教師・家庭教師・他、教育関係者・教育に関心のある人

  • 経営者・指導者対象
  • 会社経営者・あらゆる分野での指導者。将来経営者・指導者を目指す人

  • 子供の親を対象
  • 赤ちゃん・幼児・小・中・高・大・社会人の子をもつお父さん、お母さん。将来、お父さん、お母さんになる人

  • OL・主婦・対象
  • 20~40代の女性

  • 学生・青年対象
  • 若い男性と女性

  • 自分の能力・役目・生きることの意味を知りたいと思っている人
  • 恋愛・結婚・離婚・SEXなどで悩んでいる人
  • 人間関係・仕事・人生・生きていることなどに悩んでいる人
  • 新しい分野で自分の可能性を試してみたいと思っている人
  • 人のため、社会のため、環境のため、地球のために役に立ちたいと思っている人

この「自己センサー」は、さまざまいろいろな分野で応用できるのです。
「本人さえ知らない情報をキャッチする」ことができるからです。
たとえば、治療への応用では、その人が求める「さまざまな症状や異常をよくして欲しい」、に対して「どうしたらいいのか、その治療ポイントはどこなのか。ここか?・・・ここか?・・・を続けていけば、あるポイントが出てきます。次にそのポイントをどの方向へ刺激すればいいのか?・・・それはこの方向か?・・・それともこの方向か?」をつめていけば応えてくれます。そして、刺激する強さも応えてくれます。
さらに、その時、どんな想いをもてばいいのかさえ応えてくれます」
熟すればするほど的確になり、確率も上がってきます。
つまり、「自己センサー」で得た情報がどれだけ有効なのかを確認して、その精度を上げていくのです。
そのためには「臨床」という場が一番適しています。

 

治療者は治療の波長を元々持っている

 
私は20年以上も医師・歯科医師・治療家・助産婦などの専門家を対象に、セミナーや合宿などで指導してきました。
そして、その時に必ずいうことがあります。
「治療者は、生まれる時すでに人の治療をするという波長を持って生まれてきています。
そんな治療者は、自分に求めてくる人(患者)の必要に応じて、必要な波長(情報)をその人の元からキャッチすることができるのです。
しかし、最初からそれはパーフェクトではありません。
パーフェクトに近づけるために、人それぞれ、さまざまに努力しなければならないのです。
学校で習ってきた医学知識は、知識として役に立てることもできます。
しかし、実際の治療は、目の前にいるその患者さんが相手です。
習ってきた知識や技術、それまでの経験は,その患者さんを相手にする場合、すべて無視して下さい。
目の前に患者さんを用意したのなら、そこからがスタートであり、すべてを0にして向かわなければならないのです。
そして、その患者さんから得た情報の通りを行えばいいのです。
そのために、今までの知識や経験が邪魔になってくるのです。
もっとも、それまでの知識や技術・経験を生かして情報を得てもいいのです。
それは、患者数をこなし、難病(病院で放棄したような患者さん)の人をたくさん診るようになると、それまでの知識や技術・経験は、何の役にも立たないということがわかってくるからです。
そして、病気やさまざまな症状の多くは、決して医学的になる訳でもなく、医学的に良くなる訳でもない、ということをすっかり知るようになるのです。
すると、結局は「目の前にいるこの患者さんの情報を、患者さんの元から聞き出さなければならない」のだということがわかってくるのです。
そして、キャッチした情報そのままを行うことが一番効果がある、ということもわかってくるのです。

 

治療は自分の元の信号を確認する為の方法

 
さらに、確実に確率を上げるためには、もっと、相手を知ることなのだとわかってくるのです。
治療は、自分がキャッチした、元の情報がまちがっているのかどうか?を確認するのに役立つのです。
つまり、自分がキャッチした人の元の情報に対して、信頼が高まれば、自分でキャッチする自分の元の情報に対しても、信頼できるようになるのです。
人は、自分のことがよくわかりません。
他人からいわれても、そのまま受け止めることはできません。
「自分のことは自分が一番知っている」といいながら、実はそうではないのです。―ほとんどの場合は、です・・・・・
しかし、このように訓練、トレーニングと経験をつんでいくと、自然と自分がキャッチする、自分の元の情報さえも信じられるようになっていくのです。
そうすると、誰よりも自分のことは、自分が一番良く知っている。と、いう事がいえるようになるのです。
自分の元の情報をキャッチできるようになれば、それまで自分が求めていた、「自分の生まれたことの意味、生きてきたことの意味、生きていくことの意味」、それらがわかってくるのです。
つまり、「相手(患者)の元の情報をキャッチして行った結果が、正しいのかどうかを確認するためにおこなう治療は許されているのです」
そして、元の情報を正しくキャッチできていると確信できれば、もうその時は、「治療」の段階は終わったのです。
人の元の情報が正しくキャッチできれば、自分の元の情報も正しくキャッチできているからです。
だから、なにびとも自分の生まれ、生きて、生きていく意味を掴むためには、治療は許されているのです。
そして、「治療」が終われば、次の段階―「指導」に移っていくのです」
と……私はいいます
「自己センサーは、そのままの自分を表現している」のです。
「自分を表現している自己センサーで、自分を解読していく」ことで、「本当の自分の存在の意味」を掴むことができるのです。
だから、「自己センサー」の開発・訓練をしていく人は、真摯な姿勢が求められるのです。
「自己センサー」を開発し、訓練していこうという人は、治療者に限らず、教育者も経営者も父親も母親も中年も壮年も老人もすべて、「人の病気や症状に対して治療する」のがいいのです。
「つもり」・「そうかも知れない」、といったあいまいな姿勢では、自分の元の情報をキャッチしているのかどうか自信がもてなくなります。
自分を信じるために、自分を受け入れるために、人を愛するために、自分の元の情報がキャッチでき、その情報が信じられるようになることです。
具体的な、「自己センサーの発見と体験・講演」・「自己センサーの開発セミナー」・「各専門家・自己センサーの応用―開発と訓練セミナー」は、それぞれ別のホームページを参照して下さい。

「自己センサーの発見と体験・講演会」は1日2回行ないます。
定員は約60名から100名です。
その後は、「自己センサー開発―基礎クラス」・「専門家クラス」も開始します。
誰もが最初の、「自己センサーの発見と体験・講演会」に参加していただきます。
それぞれの専門分野の人たちには、「どれほど多くの人が、自己センサーの登場を待っていたのか」を目の当たりに見ていただきたいのです。
そして、熟練し、自信がついた人には、それぞれ講演会なども行っていただき、「自己センサー」を、多くの人に伝えて欲しいと願っているのです。
一般の人でさえ、「自己センサー」の解読に熟練していけば、治療や指導、講演さえ行うことができるようなシステムにしていきたいと思います。
「自分の健康を考え、病気にならないようにし、症状があればそれを改善し、生きていくことが充実しており、人の役にも立ち、社会にも役立つ人材になり、皆で地球環境を良くしていく」そんな生き方ができるのです。

 

自分に悪影響を与えるものばかりに囲まれている

 
それぞれの人が、自分向きの、実況「体験・講演会」のホームページを見ていただいた上で、次の話を進めたいと思います。
自分の身の廻りは、「自分に悪影響を与えるものばかり」です。
にもかかわらず、それらを見つけ出す方法は持っていません。
しかし、それが普通です。
そして、知らず知らずの内に、それ等の悪影響は体の内部へ入っていき、内臓や筋肉・神経・脳までにも異常を起こすのです。
少し思い出してください。
朝、目が覚めてトイレに行きます。
もしウォッシュレットなら、その時点で、あなたのエネルギーは低下します。
なぜなら、水道水は、ほとんどの人のエネルギーを落とさせるものだからです。
次に顔を洗います。人によっては、シャワー、風呂に入ります。
そのすべてが水道の水です。
風呂上りにお茶を飲みます。
あるいは、朝食を取ります。
米・お新香・その他、いろいろな食材がエネルギーを落とします。
着替えをしてから、食事をとる人もいれば、着替える前に取る人もいますが、この衣類がエネルギーを落とします。
化繊の下着・肌着・シャツ・上着・ウールでもシルクでも落とす人がいます。
女性は化粧をします。化粧品のほとんどが、エネルギーを落とします。
家を出て出勤します。
電車に乗って通学・通勤。
ホームに行くまでにエスカレーターに乗る人は気をつけてください。
また、電車に乗ったら、吊革を握るのも気をつけてください。
シートに座るのも気をつけてください。
手すりに触れるのも気をつけてください。
4ヶ月の赤ちゃんを抱いて、ある日、地下鉄に乗りました。
帰ってきて驚きました。顔や体中に湿疹が出ていたのです。
いくら考えても、原因が分かりませんでした。
公園に散歩に出かけて、帰ってきただけです。
原因は地下鉄しか考えられませんでした。
そこで、ある日、赤ちゃんを抱っこして地下鉄のエスカレーターに乗りました。(私は南北線の白金台に住んでいます)
抱っこしている赤ちゃんの手を、エスカレーターの黄色のベルトに触れさせました。
後は、電車の中でも立っていました。六本木一丁目で降り、私の治療室―医美へ向かい、1時間たった頃、赤ちゃんの顔のあちこちに、コイン大の湿疹が出ていました。
身体を見ると、あちこちに出ていました。
エネルギー回復療法を行なって、2・3時間後には消えました。
その日の帰りは、地下鉄の電車の中でガラスに触れさせました。
帰ってきた時には、湿疹がもう出ていました。
次の時には、手すり、吊革、また次の時には、シートに触れさせました。
結果は、すべておなじでした。
でもこれは、地下鉄だけで起こっている訳ではありませんでした。
有名な赤ちゃん用品を売る五反田の大きな店に行ったときのことです。
入り口に入ったとたん、赤ちゃんが泣き出しました。
私や妻もその間、目が開けていられなくなり、目がしょぼしょぼしてきました。
検査してみると、すっかりエネルギーが落ち、頬は浮腫み、瞼は下がり、鼻も腫れ、唇も腫れぼったくなっていました。
赤ちゃんを見ると、顔が一回り大きく浮腫んでいました。
それは10分も経っていないときの出来事です。
早々に退散しました。
赤ちゃん用品がことのほか、エネルギーを低下させます。
赤ちゃんの状態がいい時に赤ちゃん用品(ミルク、オシメ、肌着、おしゃぶり、おもちゃ他さまざまなのも)を、一つひとつ肌に付けてみてください。数秒で顔が浮腫むのがわかるはずです。
しかし、もうすでに悪影響を受け、エネルギーが下がっている赤ちゃんも多いのです。
そんな我が子が普通と思っているお母さんがほとんどです。
我が子を見ていて、「いつもと違う」と思った時は、よーく観察してください。
湿疹や顔の浮腫みは、わかりやすいので、チェックポイントとしては適しているのですが……
赤ちゃんの本来の状態に戻すことがまず、難しいのが現状です……
それについては、この後続けて読んでください。ヒントが出てくると思います。
地下鉄や電車・バス・タクシーそれらは、ほとんど間違いなく、同じ現象をおこすとおもわれます。
学校や会社に着いてから、触れるものもチェックです。
昼食が外食であれば、間違いなくほとんどが影響を受けるでしょう。
そして、帰宅。この繰り返しの生活です。
父が、姉が、兄が、母が出勤、姉が、兄が、妹や弟が通学。ほとんどの人が同じような環境の中で生活しています。
普段の顔が、体が、自分の自然な姿だと思っている人がほとんどですが、それはまったく違っています。
間違いなく、悪影響を受けている顔であり、身体です。
そんな状態を長く続けていると、筋肉のエネルギーは低く、40~50%しか働いていないという場合もあります。
筋肉はどんな動きをする場合でも、活動します。それが充分でないとしたら、ギックリ腰・寝違い・朝起きたときの背中や腰の痛み・つまずいてころびやすくもなり、さまざまな影響があります。
神経のエネルギーも低く、両手、両脚の異常感・痺れ、動作も鈍くなり、五感が衰えてきます。
皮膚のエネルギーが低くなり、シワが深く、多くなります。
年の割りに、老化しているように見えるのは、そんな影響が長く続いているからです。
一日でも早く、それに気づき、「自分の生命エネルギーを低下させるもの」を排除することです。